COLUMN
タトゥー除去は傷跡残る?
2023.10.01
タトゥーの跡を分からなくする治療法をご紹介
タトゥー除去後の傷跡修正の相談も意外と多いのですが、除去中・除去後すぐ・除去後数年経過しているなど、どの段階かで治療内容が変わってきます。
前提としてはタトゥーは意外と除去前から瘢痕で盛り上がったり硬さがある方が多いため、除去をしてもその傷が元の状態になることはありません。
それでも傷が極力目立たない様に除去の工夫をしたり、既に出来てしまった傷には治療を行うことで目立ちにくくすることは可能です。
どんな方法があるのか見てみましょう。
タトゥー除去の傷跡を最小限する治療法とは
タトゥーを除去する方法はいくつかありますが、方法により傷跡が大きく変わってきます。
一番は施術時に傷のケアをしながら、治療を進めていくのが傷跡は目立ちにくくなりますが、まだそこまで行うクリニックが少ないのが現状です。
タトゥー除去は傷跡が残ることは有名ですが、なぜ傷跡が残ってしまうのでしょうか?
理由は3つあります。
①タトゥーは傷跡が残るくらい皮膚の深い層まで色素を入れているということ
②除去前から既に瘢痕になっている方が多いこと
③急いで除去をする場合は傷の仕上がりよりスピードが優先されること
これらを踏まえてどうすれば傷跡をより目立たないものにできるかを説明していきます。
レーザー治療
タトゥー除去と言えば一番多い相談がレーザー治療です。
レーザー治療は気軽に受けることができるので、人気ですが傷跡はやはり残ります。
インクがある部分にレーザーを照射することでインクを壊し、マクロファージによる貪食によりインクを薄くしますが、タトゥーを入れる時点で針を何度も刺してインクを定着させている為、既に瘢痕になっており、そこからさらに皮膚に負担がかかってしまう為です。
とはいえ今あるタトゥー除去治療の中では傷跡が目立ちにくいと言われているのも確かで、傷跡はやけど跡のようなイメージになります。
レーザーの種類や治療内容によっても傷跡の経過が変わってきますので、ここからは具体的な施術に関して解説します。
ピコレーザー
一般的なタトゥー除去レーザーで一番傷跡が目立ちにくいと言われているのが『ピコレーザー』です。
他ルビーレーザーやヤグレーザーなどに比べて周りの皮膚へのダメージが少ないのが大きな理由です。
また他のレーザーはカラーに反応しない為、何度照射しても傷が目立つだけになってしまいます。
最近はカラフルなファッションタトゥーが流行っていますが、そのようなタトゥーの除去にはレーザーではピコレーザーがお勧めです。
ピコダームオーダーメイド
前に解説したピコレーザーの利点を生かしつつ、レーザーの難点だった治療期間の長さや通院回数を少なくするための治療が当院オリジナル治療の『ピコダーム』です。
日本初導入のN-DERMを使用して深い層の色素をパンチして除去し、ピコレーザーを併用して治療することにより治療期間約半分、治療回数も4割減となっています。
また『ピコダームオーダーメイド』はレーザー治療の際や経過観察の際に傷跡ケア治療が含まれている治療です。
範囲により1回2-8万円の治療がほぼ毎回無料でつくため、とてもコスパの良い治療となっており、この治療を調べて相談に来る方がとても多くなっています。
傷跡が残るタトゥー除去をする際の治療法とは
タトゥー除去をする際に傷をより目立たなくするために併用する治療や既に傷跡が残っている状態に対してどんなことができるのかをここからまとめていきます。
傷跡の治療はその傷が出来てからどのくらい経過しているかでも治療内容や必要回数が変わってきます。
ピコフラクショナル
ピコフラクショナルはピコレーザーを使用して点状に細かい穴を開け再刑を促す方法です。
よく毛穴や傷跡の凸凹治療に使用されるレーザーですが、タトゥー除去の場合はピコレーザーを併用することにより水膨れの防止や照射後の熱を発散しやすくして皮膚への負担を少なくすること、色抜けをはやくすることなどを目的に使用します。
ルビーフラクショナル
ルビーフラクショナルはルビーレーザーにより皮膚に点状に細かい穴を開け、トーンアップさせる治療によく使用されます。
ルビーレーザーを使用するのにダウンタイムが少ないことで人気の施術です。
タトゥー除去の傷跡修正の場合はやや強めの色素沈着をはやく除去したい際に使用する場合があります。
ピコトーニング
ピコレーザーを使用して低出力でレーザーを持続的に照射してシミを薄くする治療です。
より刺激が少ないため、色素沈着をよりマイルドに治療する際に使用します。
マイルドな治療のため複数回の治療回数が必要になります。
ほぼダウンタイムがないのも利点です。
ルビートーニング
ルビーレーザーを使用して低出力で組織への炎症を少なくメラニンを減らす治療です。
ピコトーニングとも似ていますが、ルビートーニングの方がより浅い層のメラニンに反応させる場合に適しています。
こちらもダウンタイムがほぼない、マイルドな治療です。
ジェネシス
ジェネシスは肌質改善や赤み・小じわなどにも使用するコラーゲンを増やしたりレーザーピ‐リング効果のある治療です。
微小血管を収縮させる作用があるため、赤みをマイルドに治療する際に使用します。
585
赤みをはやく改善改善したい場合には585を使用します。
血液内のヘモグロビンに反応するため赤ら顔や酒さ、ニキビ跡の赤みなどにも使用します。
よく比較されるレーザーにVビームがありますが、Vビームに比べてダウンタイムが軽く受けやすいのも特徴です。
サブシジョン
サブシジョンは真皮に及ぶ炎症により凹みがある場合に下に引っ張る組織を剥がして改善させる方法です。
タトゥーは多くの場合真皮にまでインクが入っている為、場合によって凸凹が目立つ場合がありますので凹みが気になる場合はサブシジョンを行います。
ハイドロキノン
色素沈着やシミを塗り薬で治療する際はハイドロキノンを使用します。
塗り薬の為、効果を実感するまでに少し時間がかかります。
当院では大まかな色素沈着治療はレーザーを使用し、微調整をハイドロキノンで行うケースが多いです。
レチノイン酸
ピーリング効果のある塗り薬です。
ニキビやシミの治療に使用される薬ですが、当院では色素の排泄を高めたり、色素沈着治療を外用で行う場合に使用します。
切除
傷跡があまりに目立つ場合は切除術で傷跡を除去する場合があります。
今ある傷跡よりも切除の方が傷がキレイになる、そちらの傷跡の方が良いと思う方にのみお勧めします。
グラデーション
傷跡の盛り上がりの境界が目立つことが気になる場合には境界をあいまいにするグラデーション治療を行います。
一部皮膚を薄く削ることにより境界を目立たなくする方法です。
タトゥー除去を受けるなら、経験豊富なZiZクリニックがおすすめ
傷跡ケアの治療もこのようにたくさんあります。
ここまで説明してきた傷跡治療のほどんどはピコダームオーダーメイドに含まれる治療です。
通常はオプションでつけることが多い治療ですが、かなり高額になる為当院ではできるだけ金額を気にせずに傷跡ケアも一緒にできるように心掛けています。
傷跡修正も得意とするクリニックだからこそキレイさに拘る治療を提供しています。
当院では遠方からんの通院の方も多い為、交通費サポートや彫り師さんからの紹介も多い為提携スタジオさんからの紹介は施術の割引も行っています。
タトゥー除去をお考えの方は、専門だからこそ拘りぬいた様々な治療をぜひチェックしてみてください。
【まとめ】
タトゥー除去をする際にどんな方法が傷跡が目立ちにくくなり、傷跡がある場合にはどんな治療があるのかをまとめてきました。
タトゥー除去をお考えで傷跡が気になるかたはぜひ気軽にご相談下さい。