植皮
植皮
(分層植皮・全層植皮)
植皮術とはタトゥーがある部分の皮膚を削り、そこに健康な部分から採取した皮膚を移植する方法です。
他の部分から皮膚を採取するのでその部分にも創が残ります。
またお顔と腹部の皮膚の色や質感が違うように、別の部位の皮膚を移植すると傷跡はつぎはぎになります。
広範囲のタトゥーでも短期間で消すことができます。分層植皮は手のひら2枚分、全層植皮は手足の指の大きさまで一度での施術が可能です。
もともとは形成外科領域で広範囲の熱傷などに対して行われる手術です。
植皮を選択するメリット
- 大きなタトゥーでも短期間で除去できる
- 手足の指のタトゥーを一度の施術で除去できる
- 傷あとにこだわらない場合は範囲・期間の面で優位性がある
分層植皮
タトゥーに行う植皮には分層植皮と全層植皮があります。
分層植皮は移植する皮膚の厚さが薄く、太ももや背中などから皮膚を採取します。ハガキ2枚分までの大きさが適応です。
割と生着しやすいですが、ラップのように薄い皮膚を移植するのでズレると生着しません。そのため2週間固定が必要となります。
以前は大きなサイズのカラフルなタトゥーによく行われましたが、ピコレーザーができてからは施術件数が少なくなっています。
分層植皮のPOINT
- 広範囲の刺青を一度の施術で取れる
- 傷跡よりも除去できる期間を短くしたい方に適応
全層植皮
全層植皮は移植する皮膚の厚さが厚く、鼠径部などから皮膚を採取します。
手足の指などに行う場合が多く、やや生着しにくいですがキズは割とキレイになります。
2週間指の固定が必要です。
全層植皮のPOINT
- 1回で手足の指のタトゥー除去ができる
- 採皮部も創も目立ちにくい
植皮治療におけるzizの工夫
-
DEVISE ONE
形成外科に準じた施術
植皮はもともとは熱傷などに行われる形成外科領域の手術です。
形成外科出身のドクターが担当するため、術後のリスクをできる限り下げます。 -
DEVISE TWO
創が硬くならない工夫
解剖の熟知、最先端の機械、創に張力の負担をかけない縫合、刺激を抑えて出血が少ない手術を提供します。
-
DEVISE THREE
最大限の痛みへの配慮
静脈麻酔を使用することにより寝ている間に手術が終わります。
日帰り手術が可能です。
植皮のダウンタイム目安
術後2~3日
術後2〜3日は特に滲出液(創を治すために出る液体)が多いため、ガーゼ交換をクリニックで行います。
術後は移植した皮膚がズレないように2週間固定が必要になります。
術後1週間
クリニックにて診察とガーゼ交換を行い、経過に問題がなければシャワーが可能になります。
移植した部位はまだ固定が必要な場合があります。
術後1ヶ月
経過の確認をするためにクリニックで診察を行います。
創の赤みや硬さは半年から1年かけて落ち着くので、それまで色素沈着が出にくいように日焼け止めでケアをします。
*植皮のシャワーは方法や部位により変わりますので医師の指示に従ってください。
zizのサポート
-
無料サポート
カウンセリング無料 / 指名代無料 / 施術後のお薬代無料 / 1週間分の処置物品無料 / 局所麻酔無料 /
再診療無料 / LINE相談無料 / 術後のお電話サポート / 術後のLINEサポート -
アフターフォロー保証
キレイなキズアト保障
ケロイドや肥厚性瘢痕などの場合、医師の診察のもとに保証を判断します。
※施術から半年以内の方が対象です。 -
徹底した痛みへのケア
- 注射が苦手な方のために笑気麻酔を使用することができます。
- 静脈麻酔を使用することで手術時は眠っているような状態で行います。
- 術後の痛みが心配な方には、数日間麻酔効果が続くエクスパレルを使用します。
-
リスクに対するサポート
痛み
内服や座薬などで痛みをサポートします。手術時に痛みが数日和らぐエクスパレルを使用することもできます。
創が開く
創がくっつく前に激しく動いたりぶつけてしまうと創が開いてしまう場合があります。診察し必要があれば再縫合や創を癒着させる処置を行います。
血腫
創への刺激などで創の中に血液が溜まってしまう場合があります。診察し必要があれば血腫の取り除きを行います。
感染
創に感染症状が出た場合には診察の結果に応じて内服や点滴などの治療を行う場合があります。
ケロイド
創の赤みや硬さが広がってきたり、痛みを伴う場合はケロイドの可能性があります。内服やテープ、注射などの治療を行う場合があります。
生着しない
移植した皮膚が刺激や摩擦でズレてしまうと生着しません。再手術の必要があります。
オプション
セット
-
無痛セット
局所麻酔だけでなく笑気麻酔・静脈麻酔・痛み止めや腫れを落ち着かせる内服までつく、痛みや腫れなどのダウンタイムを最小限にするためのセットです。
-
オペ極みセット
腫れ極小セット+無痛セットにさらに施術後の傷跡をキレイにするケアに必要なテープ、飲む日焼け止め、色素沈着防止の外用やしみ内服が1カ月分セットになっています。
通常オプション
-
エクスパレル
局所麻酔は数時間で効果が切れるため、最大72時間まで麻酔効果を長くするエクスパレルを使用します。
-
シンエック
米国FDAが認可した術後の腫れを抑え回復を早める作用のある薬です。広範囲の照射は腫れが強く出る場合がありますので早く落ち着かせる目的で使用をします。
-
柴苓湯、五苓散
症状に応じて炎症を抑えたり、むくみを改善するために使用します。
-
ハイドロキノン、レチノイン酸
施術後のケアとして色素沈着などに使用します。
リスクと対応
タトゥー植皮術のリスク
皮膚の壊死
移植した皮膚がズレると壊死する場合があります。その場合は再手術が必要になります。
血腫
創の中に血液が溜まってしまう場合があります。必要時には血腫除去を行います。
感染
術後に手術した部位に発熱や強い腫れなどが出た場合は感染の可能性があります。
点滴や内服などの処置が必要な場合がありますので、クリニックへご連絡ください。
植皮の施術までの流れ
STEP 01
無料カウンセリング
まずはカウンセリングでドクターが除去を希望するタトゥーや採取部を診察し、植皮術の説明をしていきます。
STEP 02
手術
カウンセリング内容やお見積もり、手術スケジュールにご納得いただけましたら、手術のお申込となります。まず、手術日をクリニックにて決めていきます。
手術日前日はアルコールの摂取や喫煙を控えていただきますようお願いいたします。
また、食事制限がある場合もありますので、医師の指示に従ってください。
手術は、笑気麻酔(静脈麻酔)、局所麻酔、皮膚の削皮・皮膚の採取、移植、患部の保護を行い終了です。
手術時間は大きさにもよりますが、2時間~となります。
術後はリカバリールームでお休みいただいてからご帰宅いただけます。
STEP 03
術後
手術直後はなるべく動かさず安静にしていた方が経過は順調です。