目頭切開手術の跡が気になる

2年前に目頭切開の手術を行い目頭から下に伸びるライン状の切開の傷跡が気になる、ということで御来院なさいました。
傷跡の治療は初めてで傷跡の診察も受けたことがないとのことで、レーザー治療とNDERM治療のご説明を行いNDERM治療を御希望されました。

傷跡治療でポピュラーなのは、『フラクショナルレーザー』ですが、傷跡の治療は回数がかかりがちで難治性です。
NDERMとはレーザーではなく、電動ドリルのように物理的に穴を開ける治療法です。
穴のサイズなどは細かく調整が可能です。
フラクショナルレーザーが届かないような深いところまで、傷跡の瘢痕を除去するように、積極的に攻めることができます。
しかし、『傷跡の治療なのに傷跡がさらに汚くなる』、というのは避けたいので、傷の具合を見ながら行います。

NDERMの治療は、局所麻酔注射をしてから行います。
今回は目頭の細い傷跡で、局所麻酔注射で傷跡周辺をしっかり膨らませてから施術しているので、直後のお写真は水分でパンパンで穴の間隔がだいぶ開いて見えますが、実際には1mm間隔くらいです。

NDERMの後は早く良くなるように、1週間軟膏を塗っていただきテープで保護していただきます。