COLUMN
タトゥーで一番落ちにくい色はある?
2023.11.21
ziz CLINICのタトゥー除去レーザー施術についての詳細は以下のページよりご確認ください。
タトゥーで一番落ちにくい色は本当にある?
タトゥーの除去の方法には、手術(切開切除法・植皮法・削皮法)やレーザー治療がありますが、最近はレーザー治療が主流です。
レーザー治療の場合は、タトゥーの色調によって、反応のしやすさ(落ちやすさ・治療の難易度)が異なります。
レーザーも多種多様な種類があり、タトゥーの色調ごとに得意・不得意があるので、効率よく反応させるレーザーの種類を選ぶことが、医師の腕の見せどころになります。
最新型のピコレーザーの機種は、色調に関係なく、インクという身体にとっての異物に反応し、物理的に粉砕させることで、インクそのものを消失させるように促す作用もあります。
とはいえ、ピコレーザーであっても、タトゥーの色調と反応のしやすさは関連しており、非常に落ちにくい色というものは存在します。
タトゥーで一番落ちにくい色は?
具体的なタトゥーの色調でいうと、紫、水色、緑、黄色、白色、ピンク、肌色、蛍光色、は難治性なことが多いです。
場合によっては、レーザーを照射することで、黒色調に変化することがあります。
いったん黒色調に変化すると、『黒色』のインクよりも難治性で、治療回数がかかりがちです。
タトゥーが消えやすい場所はどこ?
タトゥー除去を目的で御相談される方で、『昔よりも自然と退色してきた』と伺うことが多いのは、指の側面、手の平、粘膜部分、繊細なデザインのカラータトゥー、敏感肌の部分などです。
タトゥーの定着は、皮膚内に入っているインクの量、インクの深さ、インクの質、と、皮膚の新陳代謝で決まります。
インクの量が少なく、浅く、粒子が細かいほど、そして皮膚の新陳代謝が良いほど、早く消えやすいです。
レーザー除去の治療をする場合も、同様です。
インクの量が少なく、浅く、粒子が細かいほど、そして皮膚の新陳代謝が良いほど、早く消えやすいです。
部位に関しては、下半身よりも上半身、四肢の末端よりも体幹に近い部位、のほうが消えやすいです。
逆に、膝より下方は、他の部位よりも、インクの代謝や皮膚のレーザーによる炎症反応の治癒も時間がかかりやすいため、レーザー治療の効果の実感が得られるのに時間がかかりやすく、治療と治療の間隔も長くかかりやすいです。
摩擦しやすい場所
摩擦しやすい部位は、タトゥーにとっては、皮膚が刺激を受けやすく、皮膚の再生・新陳代謝も盛んという点から、退色しやすいと考えられます。
同様に、タトゥーの部位に、何かしらの皮膚炎(ヤケドなど)が生じた場合も、退色しやすいです。
しかし、それを見越して、タトゥーを彫る際に、深い層に、インク量を多く入れられていることが多いため、一概には言えません。
実際に、肘などの関節部位は、摩擦部位ですが、レーザー除去治療は回数がかかりがちです。
また、除去治療においては、摩擦しやすい部位は、皮膚の治りに時間がかかりやすいため、アフターケアが重要になります。
角質の多い場所
皮膚科学的に、皮膚が厚い場所は、角質が厚い手の平・足の裏、足首です。
皮膚は身体に害が及ばないための最外層のバリアなので、常に摩擦と加重がある部位は、厚くできています。
一般的に、そのような部位は、タトゥーの定着がしづらい部位、と言われています。
逆に言えば、そういった定着しづらい部位に、しっかりと長年、タトゥーの色が残っているのであれば、それだけ、深く、大量にインク量が皮膚の中に埋まっているということを示しています。
ゆえに、治療は難治性の可能性があります。
皮膚が薄い場所
皮膚は、表皮+真皮(コラーゲンや毛根、血管が豊富な組織)+皮下組織(脂肪メイン)で構成されています。
全身の中で、まぶた、首~デコルテ、耳裏、胸の中央、脇、陰部などは、皮下組織が少なく、皮膚が薄い部位です。
タトゥーは、針で傷をつけながら、皮膚の深い部位にインクを定着させています。
リストカットのような切り傷のイメージです。
皮膚が薄い部位は、当然、簡単に深い部位まで、傷つけられがちです。
その刺激を受けると、その傷を治そうとコラーゲンが増生し、表面から触ると皮膚が凸になり、厚くなります。
そのようなケースでは、インクも大量に深くまで埋まっていることが多く、治療は難治性の可能性が高いです。
粘膜のある場所
粘膜の部位は、皮膚の構造が他の部位とは異なり、角質層が存在せず、血流やリンパの流れ、粘液の分泌が豊富な部位です。
ゆえに、タトゥーの定着も悪い部位とされています。
日本では非常にまれだと思いますが、眼球のタトゥー以外であれば、除去治療は可能です。
レーザーで行います。
粘膜は、口内炎を御想像されるとわかりやすいように、痛み刺激に敏感ではありますが、新陳代謝がよく、治りが早いので、レーザー治療は淡々と進めやすいです。
タトゥー除去を受けるなら、ZiZクリニックがおすすめ
当院の場合、レーザー除去治療であれば、最新型のピコレーザーを扱っておりますので、難治性の色調のタトゥーにも比較的反応しやすく、物理的な破壊力にも優れております。
また、どうしても難治性である場合は、『NDERM』という極小の皮膚パンチ機器による治療で、タトゥーを、皮膚ごとくり抜く治療も可能です。
手術に抵抗がある方でも、NDERMであれば、レーザー治療の延長線上のイメージ(痛み・ダウンタイム・傷跡)で治療を進めることができ、皮膚ごとくり抜くので早くタトゥーを除去したい人におすすめです。
【まとめ】
タトゥーは、できるだけ長く、基本は永久的に定着するようにという目的で入れるものなので、落ちやすい部位・落ちやすい色は、インクの量を多くしっかりと入れられていることが多いです。
しっかり入っているほど、また反応しづらい色調や、インクに特殊成分が含まれているほど、レーザー治療は難易度が高く、治療回数は多くかかりがちです。
回数を重ねているのに治療の効果が見られなくなってきた場合は、他のレーザー機種に変更すると、効果が得られる場合もあります。
当院は診察代は無料ですので、お悩みの方は、お気兼ねなく御相談下さい。