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COLUMN

帝王切開後の傷跡の経過について

コラム

2023.11.21

帝王切開後は最初の3ヶ月のケアが大事

傷が出来て治るまでにはいくつか段階があります。

はじめの3~6ヶ月が傷の仕上がりに大きく関係する期間になりますので傷跡が気になる方はこの期間のケアが大切です。

まずは帝王切開の傷の抜糸が終わってから自分でできる傷跡ケアについて解説をしていきます。

とにかく大切なのが刺激と紫外線のケアです。

①下着やズボンが擦れないようにキツイものは避ける

②皮膚の伸展による刺激や傷の広がり防止のためにテーピングをする

③色素沈着のリスクを減らすため薄着の際はしっかり紫外線ケアをする

④保湿をこまめに行う

抜糸が終わって数日経過したら担当の先生にケアを開始しても良いか確認をした後にこれらのケアを行うと傷への負担は少なくすることができます。

テーピングはこまめに変えるとそれも刺激になるため、剝がれてきたら交換するくらいの気持ちでケアしていきましょう。

帝王切開後の傷跡は主に2パターンある

帝王切開の傷には『縦切開』と『横切開』の2種類があります。

傷は部位や切開のデザインの仕方、剥離範囲などでもその後の経過が大きく変わってきます。

ここでは傷についてより詳しくまとめていきます。

縦の傷跡

緊急時の帝王切開の場合は腹腔内が見やすく操作がしやすい縦切開になる場合があります。

術後の痛みは比較的少ないですが、皮膚のシワに逆らった切開になる為傷が目立ちやすくなります。

横の傷跡

予定されている帝王切開の場合は横切開になるケースが多いです。

傷がシワに沿って切開されるため傷が比較的目立ちにくくなります

帝王切開後の傷がケロイドになった場合の処置方法

帝王切開後の傷跡は『勲章』と言われますが、それでも目立たないに越したことはないと思います。

帝王切開の創はケロイドや肥厚性瘢痕になりやすいと言われており、ケアを頑張っても症状が出てしまう場合もあります。

もし頑張ってケアしたけど傷跡が気になってしまった場合はどんな治療があるのかを見てみましょう。

内服や注射やテープ・塗り薬

簡単に受けやすいのが薬や注射などの保存療法です。

1回で激変する治療ではなく、少しずつ症状を改善させる治療になります。

定期的に通院し、処方や処置が必要ですが内服やテーピングを自宅で行いながら外来で注射を行うケースが多いです。

レーザー治療

内服や注射で効果がいまいちだったり、もう少しはやい変化が欲しい場合にはレーザー治療を行います。

特に赤みが強い時期は赤みや盛り上がりに効果的な色素レーザーがよく用いられますが、これがあるクリニックは意外と少ないので事前に確認をして受診すると良いでしょう。

レーザー治療を行う場合も種類にもよりますが、数か月以上時間がかかる場合があります。

外科治療

傷がすっかり落ち着いた時期になっても盛り上がりや硬さが気になる場合は傷跡修正手術で切除を行う場合があります

ケロイドの場合は体質によることも多く再発しやすいため、様々な工夫をしながら切開と縫合を行います。

帝王切開後の傷跡修正を受けるなら、ZiZクリニックがおすすめ

ここまで帝王切開後の治療について簡単にまとめてみました。

当院では内服などの保存治療はもちろん、レーザー治療や外科治療も行っております。

レーザー治療は585という傷の盛り上がりや赤みに効果的なレーザーや他にもフラクショナルなどさまざまなレーザー治療が可能です。

レーザー治療などをいくつも組み合わせると自由診療の場合かなり高額になりやすい為、どれを組み合わせても一定価格になる『傷跡修正オーダーメイド』という治療もあり、最近はこの施術をしってご来院される方も多くいます。

当院では韓国で傷跡修正によく使用されるN-DERMという医療機器が日本初導入されているため、こちらのお問い合わせも多くなっています。

傷のリモデリングという再構築を促進するためリストカットなどの傷にもよく使用します。

他に外科治療ももちろん行っておりますので、傷跡が気になる方はぜひ気軽にご相談ください。

【まとめ】

帝王切開後の傷跡と自分でできるケア、クリニックでの治療について解説してきました。

傷跡は帝王切開の創と言ってもかなり個人差が大きく様々なため、治療方針はその方によって大きく変わります。

自分の場合は何が良いのか気になる方はまず傷跡修正を行うクリニックを受診してお話を聞いてみることがお勧めです。

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