COLUMN
傷あとを消したい!切らない傷跡修正はあるの?
2023.11.21
そもそも傷跡はなくせるの?
傷跡と一言で言っても状態は様々です。
シミになっていたり、赤み、硬さ、凹み、白い瘢痕、引き攣れ、凸凹、質感など…何が気になるかで治療内容も大きく変わってきます。
また傷ができてからどのくらい期間が経っているかもキレイに治せるかに大きく関わります。
傷をキレイに治すためには始めの約3-6カ月が大切で、それ以降になると治療は時間がかかる事が多くなります。
傷ができて始めの数週間は傷をスピーディに治す治療、半年までは傷をひどくしない為の治療、そこから先は現状を改善する治療になります。
傷の深さが深いほど、元の皮膚には戻らない事が多く、今より傷を目立たなくするために何ができるかが大切になります。
つまり傷跡をなくせるか?は色んな要因によって変わるため一概には言えないのが現状です。
なくすのではなく、今より目立たなくするという考え方が傷跡修正には合っているかと思います。
傷跡修正の施術方法とは?
傷跡修正といっても治療は多くあり、自分には何が合うのか自己判断は難しいと思います。
今の状態や傷ができてから経っている期間、自分が何が気になるかで治療内容が変わるからです。
ここでは傷跡修正の方法についていくつか紹介していきます。
内服やテープ・注射
内服や外用・テープを自宅で行いながら、クリニックで赤みや盛り上がりを改善するケナコルトなどの注射をします。
数週間おきに治療を行うため、通院が必要になります。
レーザー治療
相談に来る方の多くはレーザー治療をご希望されます。
色素沈着や赤み、盛り上がり、凸凹、質感、白い瘢痕などは状態によりレーザーを複数使用して治療を行います。
またより効果を高めるために薬の内服や塗布・皮膚に浸透させる治療を行うこともあります。
どのレーザー治療が適しているかは状態によるため、診察により案内される形となります。
切除法
瘢痕部を切開して縫合し、傷を除去します。
切除は1本線の傷が残る為、元の傷よりしっかり改善が見込める場合にのみお勧めしています。
またケロイド体質の場合は切除がまたケロイドの原因になる場合もあるので、再発しない様に工夫をしながら他の治療と併用するケースが多いと思います。
日本初導入のN-DERM新しい「切らない傷跡修正」
韓国で傷跡修正によく使用されるN-DERMについて簡単にまとめていきます。
N-DERMはマイクロコアリングという細かい穴を皮膚に負担なくパンチして開けることができます。
パンチのサイズも6種類あり、傷の状態や部位によって複数のサイズを使い分けします。
このパンチを皮膚全層で行うことにより、瘢痕組織の一部除去とマクロファージによるリモデリングの促進をすることが可能になります。
リモデリングには数カ月かかりますので、2カ月ほど期間を開けて数回施術を行います。
穴は2週間ほどで塞がりますが、赤みが強く出やすい為、場合によっては赤みレーザーなども一緒に使用しながらリモデリングを促します。
パンチした穴から再生治療で使用されるエクソソームなどを浸透させることも可能です。
レーザーともまた違った切らない傷跡修正として大きく注目されている医療機器になります。
N-DERMとは?
前述したN-DERMですが、日本ではまだ当院にしかなく情報も少ない為もう少し詳しく説明をしていきます。
少ない回数で傷跡修正が可能
瘢痕組織のリモデリングを促すN-DERMですが、比較的治療回数が少ないのが特徴の一つです。
傷跡修正に使用するレーザーと言えばフラクショナルレーザーやダーマペンなどですが、これらは回数が10回以上かかることも多く、また変化が少しずつなため、そこまで根気強く続けることが出来ずに治療をやめる方もたくさんいます。
N-DREMも1回で激変の治療ではありませんが、治療回数が3-5回が目安なのでフラクショナルなどに比べて通院回数が少なくて済みます。
傷跡が自然な仕上がりになる
N-DERM治療は他の傷跡治療と同じで、これだけでなく他のレーザーや薬を組み合わせて治療するケースが多いです。
切除と比較して大きな傷も残らず、メインはリモデリングになりますので自然に傷が馴染んでいくようなイメージになります。
どこまで馴染ませたいかはご希望のレベルが個人差も大きい為、このへんでいいかなということろでやめていただく感じになります。
約2カ月おきの治療になりますので、時間をかけて少ない回数で治療を考えている方にお勧めの方法です。
切らない傷跡修正を受けるなら、ZiZクリニックがおすすめ
傷跡修正したいけど、切除のダウンタイムやリスクは心配だし、フラクショナルなどは効果がどのくらい出るか心配…という方にはN-DERMがお勧めです。
当院では『傷跡修正オーダーメイド』という治療があり、6種類のレーザーなど傷跡修正に使用する色んな治療を複数組み合わせても治療費は一律というメニューがあります(N-DERMは特殊技術が必要なため、オプションとなります。)
傷跡はシミや凹み、硬さなど一つの要因で出来ていないので治療を組み合わせると高額になる場合もあり、本当はやりたいけど諦めるというケースを多くみてきました。
そのお悩みを軽くし、気兼ねなく治療を選べるように作ったメニューですので、傷跡が気になる方はぜひ参考にしてみてください。
また当院には全国からご来院の方が多いため、ご遠方から通院の方には交通費サポートもあります。
ご遠方からの方は気軽にお問い合わせください。
【まとめ】
ここまで切らない傷跡修正についてまとめてきました。
傷跡は原因や状態に個人差も大きく自分では何か必要か分かりにくい分野です。
美容整形の傷跡やリストカット、やけど跡など傷跡でお困りの方の参考になれば幸いです。