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COLUMN

タトゥー除去は死ぬほど痛いの?痛みを少なくする方法を医師が解説

コラム施術について

2023.07.19

若い人を中心に増えているファッションタトゥーですが、気軽に入れる反面で除去を希望する人も増えています。

「新しい職場の制服だとタトゥーが見えてしまう」「結婚式のドレスでタトゥーが見えてしまう…」「子供ができて幼稚園のイベントで隠すのが難しくなってきた」など人生の様々なイベントをきっかけに除去を希望する方が多いです。


そんなタトゥー除去ですが、施術への踏み切れない理由の一つとしてあげられるのが『施術の痛みへの不安』です。

ここでは各施術の痛みに関して簡単にまとめてみます。

ziz CLINICのタトゥー除去レーザー施術についての詳細は以下のページよりご確認ください。

>>ziz CLINICのタトゥー除去レーザー施術

タトゥー除去の種類と痛み

一般的なタトゥー除去の方法としては、レーザー治療・切除術・植皮術・削皮術などがあげられます。

治療方法により施術内容やそれに伴う痛み、その後の経過が変わってきます。

痛みは施術時の心配もありますが、その後の日常生活への影響も重要なポイントです。

それでは各施術の施術時と施術後の痛みについて比較してみましょう。

レーザー治療の施術時の痛みと施術後は?

レーザー治療による除去の痛みはレーザーの種類によっても変わってきます。

近年主流であるカラフルなタトゥー除去やアートメイクの除去にも対応可能な「ピコレーザー」は周りの皮膚へのダメージも少ないため、痛みも従来のレーザーと比較すると少ないとされていますが、照射時にはゴムで強くパチッとはじかれたような痛みが伴います。

施術時は麻酔クリームを皮膚に浸透させて痛みを鈍くする方法を使うクリニックが多いですが、タトゥー色素が深いため、実際は麻酔クリームのみでは痛みに悶絶する患者さんをよく見ます。


そのため当院では基本的には局所麻酔をその部分に注射しての施術を基本としています。

しかし局所麻酔は使用量に限度があり、それを超えると局所麻酔中毒という症状が出る場合があります。

広範囲の施術の場合はこの限度を超えないように局所麻酔を少し薄めての使用になりますが、痛みを感じやすくなる場合がありますのでその場合は静脈麻酔という寝る麻酔を一緒に使用することをお勧めしています。

施術後の痛みはやけど直後のようなヒリヒリ感が数日あり、またレーザーの反応が強い場合や使用しているインクに金属が含まれている場合は水膨れが起きやすくなります。

約1週間は塗り薬を使用し、被覆が必要になります。

また基本的には当日からシャワーは可能ですが、湯舟やサウナなどの体温が上がるようなことは痛みが強く感じやすくなるので控えていただきます。

レーザー治療は痛みをその都度感じるため、人によっては1度目の痛みで怖くなってしまい、次の施術を断念してしまうこともあります。

痛みが心配な方はそのクリニックでどんな麻酔が可能かをカウンセリングで質問すると良いと思います。

切除術の施術時の痛みと施術後は?

切除術はタトゥーのある範囲を切り取り、周りの皮膚を寄せて縫合する方法です。

施術時は局所麻酔をその範囲に注射するため、痛みが少ないですが広範囲になるとレーザーと同じく局所麻酔を薄めて使用する場合があるため同じく静脈麻酔を併用することが多いです。

静脈麻酔は全身麻酔と違い、呼吸を止めず寝る麻酔になりますので日帰りでの施術が可能で、寝ている間に施術が終わるため気軽に施術を受けやすいと思います。

ただ静脈麻酔は使い慣れた医師でないと、管理が少し難しい場合がありますので経験豊富な医師の下での施術がオススメです。

施術後はチクチクした痛みとツッパリ感を感じることが多く、痛みを感じる場合は内服薬を使用します。
抜糸まで約1週間、しっかり傷がくっつくまで2週間かかりますのでその間は患部の安静が必要になります。

植皮術の施術時の痛みと施術後は?

植皮術は「分層植皮」と「全層植皮」がありますが、どちらもタトゥー色素がある深さまで皮膚を削り、別の場所から皮膚を採取して移植をする方法です。

ピコレーザーが登場する以前は広範囲でカラフルなタトゥーの除去に主に用いられていましたが、最近では施術件数が少なくなっています。


施術は特に分層植皮は広範囲に及ぶことが多いため、局所麻酔のみでは強く痛みを伴います。

静脈麻酔など他の麻酔も使用できるクリニックでの施術が好ましいと思います。

施術後は切除法と同じようなチクチクした痛みがあるため痛み止めの内服を使用します。

また植皮の場合は皮膚が定着するまで約2週間かかりますが、この間に皮膚がズレてしまうと定着しないため、固定が必要になります。

採取部は全層植皮は縫合しているので切除と同様の経過になりますが、分層植皮の場合は皮膚を薄くはがして採取しているので痛みも強く皮膚が再生するまで2週間前後かかります。

植皮術は特に分層植皮は固定の期間や痛みも強いため、しっかりダウンタイムがとれる状態での施術がオススメです。

削皮術の施術時の痛みと施術後は?

削皮術はタトゥー色素がある深さまで皮膚を削って、皮膚の再生をさせることによりタトゥーを除去する方法です。

施術時は局所麻酔や範囲により静脈麻酔を使用します。

施術後はジクジクした痛みを伴い、痛み止めの内服を使用します。

皮膚の再生に伴い傷を治すための浸出液が多く出るため、吸水力の高い被覆材で覆い、1日に2-3回交換が必要になります。

また清潔を保つことが皮膚の再生に大切なため、自宅で洗浄や塗り薬を塗る処置が必要になりますが、これが正直かなり痛みます。


削皮は施術後のケアが最も大変で痛みも伴う施術になりますので、施術の際には「かなり痛むけど大丈夫ですか?」と確認し、それを行う覚悟がある方のみご案内をしています。

また、再生した皮膚は傷跡になりますが、タトゥー除去の中では一番傷が目立ちやすい方法でもあります。

タトゥー除去の外科手術の中では最も費用が安いですが、痛みや傷跡のリスクを理解している方にのみオススメしている施術になります。

タトゥー除去にかかる期間

ここまで各施術の施術時やその後の経過の痛みに関してまとめてみました。

ここからは各施術に必要な施術回数や期間について説明していきます。

レーザー治療の除去にかかる期間は?

レーザー治療にかかる期間は使用するレーザーの種類やタトゥー色素の深さで変わります。

レーザーの中で効果が一番高いとされるピコレーザーは2カ月おきに5-7回で治療期間は1年前後が目安ですが、色素が深い場合には10回以上回数がかかる場合もあります。

そのため2回施術して変化がない場合は他の施術をお勧めすることもあります。

また施術期間が長く急ぎの除去には向いていないのがデメリットのレーザーですが、『ピコダーム』というピコレーザーとN-DERMという機器を組み合わせた施術だと施術間隔が2-3週間で施術ができ、施術回数も3-5回と少なく除去ができるため施術期間は1.5~4カ月前後になります。

切除術の除去にかかる期間は?

切除術は1回で切除できる範囲内の場合は1度の施術で終了します。

しっかり傷がくっつくまでの期間として2週間は必要になりますが、その後は傷をキレイに治すためのテーピングや日焼け止めなどの紫外線ケアがメインとなります。

1度での除去が難しく、複数回に分ける場合は傷の硬さが落ち着くまで約半年の期間をあけて2度目の施術を行います。

植皮術の除去にかかる期間は?

植皮術は移植した皮膚の生着が約2週間、全層植皮であれば採取部位の傷がくっつくまで2週間、分層植皮の場合は採取範囲によりますが皮膚の再生まで2週間~1カ月が必要になります。

また分層植皮は特に採取した部位の傷は硬さや赤みが半年は続き、傷跡が残ります。

固定も考えると2週間~1カ月と考えると良いでしょう。

削皮術の除去にかかる期間は?

削皮術は施術は1度で終わり、ダウンタイムの長さは皮膚の再生にかかる時間で変わってきます。

主に傷の周りから皮膚の再生が進むため、サイズが大きいほど時間がかかります。

また痛みが強くちょっと大変な自己処置ですが、傷が清潔に保たれていないと皮膚の再生が遅くなり時間がかかります。

削皮で少しでも傷をキレイに治したい場合は再生されるまでの期間が2週間前後であれば目立ちはしますが、削皮の割にはキレイな傷になります。

時間がかかるほど赤く、硬さも強い傷跡になり、落ち着くまで数年を要する場合があります。

痛みの少ない当院のおすすめ治療法

どの施術も合った麻酔を選択することで施術時の痛みはコントロール可能です。

当院では麻酔クリームだけでなく局所麻酔や笑気麻酔、静脈麻酔と長時間や広範囲の施術にも痛みに配慮しての施術が可能です。

特にタトゥー除去のみならず美容整形でも静脈麻酔の使用経験が少ないクリニックもありますが、当院では13年以上の美容医療経験により静脈麻酔や硬膜外麻酔などを用いた施術を行う麻酔経験の豊富な医師が担当しますので、安心して麻酔が受けられます。

施術後の過ごしやすさを考えるとやはりダウンタイムの軽いピコレーザーやピコダームが痛みは少なく受けやすいと思います。

手軽な施術ではありますが、被覆の交換や運動の制限などは必要になりますので、施術を受ける際には施術に合わせたスケジュールが大切になります。

まとめ

ここまで各タトゥー除去施術の痛みや除去にかかる期間について簡単に解説しました。

タトゥー除去と言えば『死ぬほど痛い』という方もいらっしゃいますが、各施術の特徴をもとに適切な麻酔を行えば痛みを軽減することが可能です。

長年タトゥー除去に関わってきて、たくさんの痛みに耐える方や治療を断念する方をみてきました。

その経験から少しでも痛みを軽減できるように麻酔から施術後の被覆・自己処置を簡単にできるように工夫をしながら日々診療をしています。

タトゥー除去を考えてるけど痛みが心配という方に少しでも参考になれば嬉しいです。

タトゥー除去に興味がある方はziz CLINICに一度ご相談ください。

監修医師プロフィール

経歴

2007 岩手医科大学医学部 卒業
2007 盛岡赤十字病院 勤務
2009 岩手医科大学形成外科 勤務
2010 タウン形成外科クリニック盛岡院院長 就任
2013 湘南美容クリニック仙台院 入職
2014 湘南美容AGAクリニック仙台院院長
2015 湘南美容クリニック仙台院院長
2016 湘南美容クリニックエリア統括ドクター
2019 湘南美容クリニック北日本ゾーンドクター
2020 湘南美容クリニック技術指導医
2022 ルラ美容クリニック 顧問兼特別技術指導医就任
2023 ziz CLINIC 設立 院長就任
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