COLUMN
レーザー治療でタトゥー除去は1回できれいになる?レーザーの特徴について医師が解説
2023.08.29
当院ではレーザー、切除、植皮、削皮と様々な治療を行っていますが、当院で人気なのがレーザー治療です。
理由は様々ですが、主に「忙しくて手術を受けるダウンタイムがとれない」「傷跡が気になるので1回できれいにしたい」などがあります。
そこで、本記事ではタトゥー除去が一回で綺麗になるのか、症例とともに詳しく解説をしていきます。
なお、ziz CLINICでは最短の時間でタトゥー除去を可能にする高い技術を有しています。
もし、タトゥー除去に興味があるならぜひ一度、ziz CLINICにご相談ください。
ziz CLINICのタトゥー除去レーザー施術についての詳細は以下のページよりご確認ください。
レーザーでタトゥー除去するのに1回できれいになる?除去の必要回数について
結論から申し上げて、レーザーとはいえ一回の施術でタトゥー除去を完全に綺麗にすることはできません。
ではどの程度の回数が必要かというと、レーザーで必要な施術回数はレーザーの種類や色素の深さ、インクの性質や色、体質などによって変わってきます。
そこで、レーザーの種類ごとにご紹介します。
Qスイッチルビーレーザー
黒のみの対応になりますがQスイッチルビーレーザーやヤグレーザーは7から10回程度で色素が深い場合はそれ以上になる場合もあり、カラーには何度照射してもあまり反応しないことがほとんどです。
ピコレーザー
フルカラーに対応するピコレーザーは3-10回が目安で約2カ月おきの照射となります。
ピコダーム
N-DERMを併用する『ピコダーム』では2-3週間おきに2‐6回が目安になります。
1回効果での高いため、回数が少なく済むのが大きな利点です。
どのレーザー治療も2回照射して効果がイマイチの場合は色素がとても深い、インクに金属が混じっており除去が難しいなどのケースが考えられるので別の治療に変更することがオススメです。
タトゥー除去で使用されるレーザー機器3種類をご紹介
タトゥー除去のレーザー治療について、ピコレーザー、Q スイッチルビーレーザー、N-DERMが有名です。
そこでそれぞれの特徴について解説します。
ピコレーザー
最近タトゥー除去の際に主流といえるレーザー治療が『ピコレーザー』です。
3波長のレーザーを使用することで全ての色に対応可能であり、クリニックによってはピコレーザーでも2波長のものもあります。
ただ、対応できる色が変わる場合がありますので注意が必要です。
またピコレーザーは従来レーザーよりインクを細かい粒子に砕くため、割と効果も高く周りの組織へ熱影響も少ないとされています。
ピコレーザーはフルカラーに対応し、周りの組織の炎症が少なく、細かくインクの粒子を破壊するため1回で効果が高いのが特徴です。
ピコレーザーはタトゥーを薄くする治療ですが、傷跡は火傷跡のような感じで手術に比べて目立ちにくいと言われています。
Qスイッチルビーレーザー
タトゥー除去の中でも、黒色のタトゥー除去によく使われるレーザーがQスイッチルビーレーザー
になります。
Qスイッチルビーレーザーはピコレーザーに比べると効果が低くなるため、より回数が多くかかる場合があり、また、Qスイッチルビーレーザーはカラフルな色には対応しない施術であります。
Qスイッチルビーレーザーに似たような施術としてQスイッチヤグレーザーといった施術があり、Qスイッチヤグレーザーを希望の方は事前に確認することをお勧めします。
N-DERM
N-DERMは韓国でタトゥー除去や傷跡修正・ニキビ跡の凹み・白斑などに使用される医療機器となっています。
韓国FDA認可もされていることで安全性の高い機器であり、タトゥー除去においてはピコレーザーと併用することにより、1回の施術効果が上がるためピコレーザーに必要な回数の4割減での施術が可能です。
また照射も創に負担が少ないように照射を行うため、2-3週間での照射が可能となり治療期間がピコレーザーの半分以下となります。
レーザー治療だけどはやく除去したいといった希望の方や通院を最小限にしたいという方に人気の施術です。
ピコダームオーダーメイド療法でタトゥー除去を少ない回数で可能となる理由
上記のように人気のピコレーザーですが、N-DERMを一緒に使用する『ピコダーム』がziz CLINICではとても人気です。
ピコダームではN-DERMを使用し、インクの深い部位を皮膚に負担の少ないマイクロコアリングで皮膚全層除去していきます。
さらにピコレーザーを照射することで1回での効果がより高くなるため施術回数が4割減となります。
治療期間がピコレーザーの半分以下
ピコダームでは皮膚への負担が少ないように照射を行うため治療期間が2-3週間になり、治療期間が短くなります。
ピコレーザーを2ヶ月おきに照射すると5回終了まで8カ月以上になりますが、ピコダームの場合は5回終了が3-4カ月が目安となり、レーザーを受けたいけど治療期間が長いのがイヤ!という方に人気です。
施術回数が少ないから傷がキレイ
ピコダームは施術回数が4割減になりますが、施術回数が少なければ少ない程傷跡はキレイになるため、同じ部位に6回施術するのと10回施術するのでは皮膚にかかる負担が変わり、負担が少ない方が傷はよりキレイになります。
またN-DERMは韓国では傷跡修正にも使用される医療機器なので安心して施術を受けることができます。
ピコダーム照射1回目の症例写真
こちらは、ブレイキングダウンの咲人選手のタトゥーを除去するためにピコダームオーダーメイドでの1回目の症例写真です。
腕のタトゥーは除去して別のデザインのタトゥーを入れることを考えてのデザイン変更のタトゥー除去となります。
除去跡が硬くなると色が入りにくくなるため、基本的にはレーザーでの除去がおすすめです。
施術前と直後でかなり薄まっているのがわかるかと思います。
勿論、1回では完全に除去できませんが、ピコダームでかなり短期間での除去が可能となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
レーザーによるタトゥー除去の副作用やリスク
レーザーは手軽な治療ではありますがいくつかリスクがあります。
では、次に上記レーザーの特徴について詳しく解説をしていきます。
傷跡が残る
基本的には火傷に近い状態にして色を消していく方法になりますので火傷跡のような傷跡が残ります。
感染
施術直後に不潔な状態が続くと感染のリスクがありますので清潔を保つことが大切になります。
ケロイド、肥厚性瘢痕
体質やケアにより傷の赤みや硬さ、盛り上がりが目立つ場合があります。
脱毛
毛根にもレーザーが反応する場合は脱毛効果が出る場合があります。
脱色素
元の皮膚の色にも反応すると周りの皮膚よりも色が白抜けする場合があります。
黒色変化
特に白や肌色のインクに酸化チタンが含まれている場合は照射により色が黒くなる場合があり、その場合は除去に回数がかかります。
また、麻酔や使用する外用などによりアレルギーなどのリスクがあります。
タトゥー除去にピコレーザーが人気を集めている理由
近年主流になっているピコレーザーですが、人気な理由はいくつかある為、各理由について詳しくみてみましょう。
黒や紺以外のカラーにも対応している
波長がいくつかある為、黒以外の色にも反応し、2波長や3波長が主流ですが、3波長の方が広範囲の色に対応可能となっています。
クリニックにより使用するピコレーザーの種類が異なりますので、カウンセリングで質問してみるのもオススメです。
従来のレーザーよりも少ない回数でタトゥー除去が可能
ピコ秒での照射により従来のレーザーより細かく粒子を破壊することが可能であり、マクロファージによる貪食がスムーズに行われます。
簡単に言うと従来レーザーより1回効果が高くなるというイメージです。
タトゥー除去の予約をクリニックで取った後の流れ
当院へのご予約は公式サイトからのWEB予約、LINE、お電話などから承っており、ご予約後はご予約前日に当院から予約内容についての確認のご連絡をさせていただいております。
当日、来院後は個室待合室にてご希望の内容についてヒアリングを行い、その後医師による診察の流れとなります。
待合室は個室のみとなりますので、他の人と顔を合わせる心配はありません。
診察の際にタトゥーの状態を確認し、いつまでに除去したいかなどの詳しいご希望を伺いつつご希望に沿った施術のご提案をさせていただきます。
施術の際には患部の撮影を行い、施術室にて麻酔・施術をおこないます。
当院では局所麻酔が無料でついておりますが、広範囲の方や痛みが心配な方は眠っている間に施術が終わる静脈麻酔の対応も可能です。
最後にレーザー照射後は軟膏を塗布するなどの処置を行い、ご自宅での処置についての説明をさせていただきた後、ご帰宅となります。
【まとめ】タトゥー除去はzizクリニックへ
これまでタトゥー除去のレーザー治療についてまとめてきました。
レーザーも種類や方法によって治療回数や期間、傷跡のキレイさなどに違いがあり、当院では3波長のディスカバリーピコプラスを使用しておりますので、フルカラーへの対応が可能となっています。
またオリジナル治療である『ピコダーム』がとても人気で全国各地のご遠方からご来院されるケースも増えております。
切りたくないけどはやく消したい!何度も通院できない!などの声を受けて開発した施術なので、これらのお悩みがある方にはとてもオススメです。
ご遠方の方には交通費サポートもありますので、通院に悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
全国のタトゥーで悩むみなさんの手助けが少しでもできればと思います。
タトゥー除去をお考えの方はぜひzizクリニックに気軽にご相談ください。
監修医師プロフィール
経歴
2007 | 岩手医科大学医学部 卒業 |
---|---|
2007 | 盛岡赤十字病院 勤務 |
2009 | 岩手医科大学形成外科 勤務 |
2010 | タウン形成外科クリニック盛岡院院長 就任 |
2013 | 湘南美容クリニック仙台院 入職 |
2014 | 湘南美容AGAクリニック仙台院院長 |
2015 | 湘南美容クリニック仙台院院長 |
2016 | 湘南美容クリニックエリア統括ドクター |
2019 | 湘南美容クリニック北日本ゾーンドクター |
2020 | 湘南美容クリニック技術指導医 |
2022 | ルラ美容クリニック 顧問兼特別技術指導医就任 |
2023 | ziz CLINIC 設立 院長就任 |